はじめに書いてしまうと、上の画像は表題の理由の結末の部分である。
画像サイズはD800の1.2xクロップ相当のサイズなので、間のプロセスをすっ飛ばし、元データの提供を求められるような、例えばコンテストのに出すものでもない限り(それこそ使ったレンズも言わずに)、
「これはクロップで撮ったんだ!!」
と言えば、ある程度は騙されてくれる…つーか、何の疑いも持ってくれないだろうと思う。
が、この画像の元は、以下の通りだ。
めんどいのでネタばらしもセットにするが、つまり元の(FXフォーマットの)画像を、赤線でトリミングしたもの…である。しかも御丁寧に1.2xクロップのサイズで。
つまり、これこそがクロップをあまり使いたがらない理由。クロップで初めからセンター基準で切ってしまうぐらいなら、FXで撮ってしまって、後で適切な位置で「クロップ」しても一緒やろ!!(苦)ということだ。違いは前処理か、後処理かの違いだけである。後処理に回せることは可能な限り後処理に回してしまうほうが、ヘタクソを隠せるというもんもある。水鳥が優雅に水面に浮かんでいる水面下で一生懸命足を動かしているってあれにも通じる(のか?!)。現場で考えることは如何にブレずに追いきれるか、それだけである(それだけで精一杯ってのもある)。
どっちにしても上がってくる画像サイズは同じなんだから、より救済が容易になる手段をとった方が効率的というものである。何せ、Webに載せたり、強いて言えば個展で出すぐらいまでの領域ならこれで何の問題があるだろうか。厳格なコンテストに出すなら、もう少し考えなければならないのだろうが、自分の範疇内に収束する、あるいは「上がり」だけ求められる様なものならこれでいいのだ!!…ということである。
上記の画像は岡山国際サーキットで撮影したものだが、もっと狭い画角が必要になる鈴鹿あたりでも同じ。FXで撮って、後からDXサイズで切り出せば、見た目にゃDXクロップと同じですぜ(をい。
デメリットは…連写速度が落ちる…ってことか。
但し、D800でこうできるってのと、(た)自身も持っている「D400待望論」は全く別腹の話。スポーツカメラそのものは、それはそれで必要なのです。
Camera:Nikon D800
Lens:AF-S Nikkor 80-400/4.5-5.6G ED
Car:Weider Modulo NSX-CONCEPT GT(SUPER GT 500Class #18) ※Pre-Season Ver.
(注)トップの、後処理後のだけは、大きいのがあります。画像をクリックしていただければ…。